意識して着こなすこと

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いつも着ているボタンダウンのシャツは、着心地もよく、肌着のように特別な感動もなく着用している。しかし襟の形が異なるシャツを着ると、それだけで何かヨソイキの感覚を得て、歩いているときでさえ、背筋が伸びているように思える。

慣れというのは因果なものだ。たとえば制服でも、長く同じ洋服を着ていると板に付く一方、少々のホコロビやシワなんて気に留めなくなってしまうのである。たとえ新調した洋服でも、見知っているものなら緊張は少ない。

とある結婚式に出席した。若い新郎新婦はいうにおよばず、パーティに同席した若者たちが格好良かった。普段はチノパンやジーンズで過ごしている彼、彼女たちも、スーツやドレス、着物を装い、小さな所作まで気配りを忘れない。あきらかに緊張した面もちで宴に興じていた。

そうか、大切なのは「何を着るか」ではなく「何をどう着るか」なのだ。着こなすことを意識すれば、いつもの洗い晒したシャツでも、きっと素敵に映えるにちがいない。

絵・文 ふじたのぶお
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by foujitas | 2006-06-24 01:28 | 洒落日記  

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