洒落者のキモは自信

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とある居酒屋で肴を楽しんでいたとき、なぜか隣り合わせたお客と意気投合。中年賛歌で、おおいに愉快なひとときを過ごしたのである。

五十年配というその方々は、一様に「いまは腹が出たからのう」と謙遜気味だったけれど、車座になって酌をする佇まいは洒落者。堂々としていて気持ちよい。

若い頃は、として始まる話しは実に興味深い。ネイビーブレザーを着てスポーツカーを乗り回し、ヘアスタイルに気遣い、「平凡パンチ」や「メンクラ」と呼んだファッション雑誌を見入って、駅前のメンズショップへ通ったという。

どんな洋服を装っても、こんな人たちは格好良い。いろいろな経験が自信の裏付けとなっているにちがいない。

職業柄、店先やメディアにあって、洋服の着こなしについて尋ねられる事が少なくなく、「似合うか、否か」と問われる。立場上、色合わせや素材の話しをするのだが、洒落者に共通するキモは、いかに自信をもって何気なく振るまえるか、ということに尽きるんだよなあ。

絵・文 ふじたのぶお
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by foujitas | 2006-07-15 16:41 | 洒落日記  

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