寒い日は羊毛セーターで

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霜月となり途端に寒さを感じるようになった。あわてて洋服ダンスから取りだしたフリースが暖かく、ひとまずの安堵を得るのだった。

空前のアウトドアブームに推され、タウンウェアにスポーツやゲームの衣服が幅をきかせる時代が押し寄せて、カジュアルな装いは一変した。とりわけフリース素材は安価に出回り、洗濯が簡単なことも拍車をかけ誰もが愛用するヒット作となった。

ところが今秋冬。メンズファッションを見渡すと、なぜかすっかり影を潜めてしまったようだ。代わって大人版カジュアルとして注目を集めているのは、時代をさかのぼるクラシカルな羊毛セーターなのである。

ジャカード編みで美しい幾何学模様をなすフェアアイル柄、北欧のバイキングたちが愛したノルディック柄など、それらはいずれも長い歴史に裏付けられた伝統的なセーターであり、最新素材にくべると、どこか牧歌的な佇まいをもっているのだね。

同じ暖をとるのなら、せめて休日くらいはスローライフを楽しみたい。なるほど、それはオヤジたちの物言わぬ思いなのかも知れない。

絵と文・ふじたのぶお
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by foujitas | 2006-11-11 18:20 | 洒落日記  

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