チョイ派手が男を上げる

f0227716_18511098.jpg

お盆の前後には夏の休暇を利用して帰省する人々も少なくなく、駅前の歓楽街はいつもに増して賑わいをみせている。旧知の仲を温め合う同窓会では、ひそかに年の取り方を競い合い、仲間が集うビアホールでは気の置けない話しに花が咲くのである。

いきおい宴が増える真夏の夜。さて、何を着てひとときを楽しむかは、意外と厄介な宿題になるのだねえ。

淑女の方々は「よそ行き」とか「お出かけ着」と呼ぶ清楚で華やかな洋服があり、フォーマルな雰囲気から、カジュアルな装いまで段階的なアイテムを活用できる。しかし男の装いといったら、仕事帰りのスーツ崩れか、それでなければTシャツに半パンツ姿で憚らぬなど、実に両極端な着こなしに甘んじてしまうケースが多い。

場末の居酒屋ならいざしらず、板前が腕を奮う割烹や、しょうしゃなイタメシ屋だったりすると、それではいかにも貧しいというものだ。

酒の席の一つ一つには性質があって、自身の立場がある。目上の人物と同席する事もあれば、若き後輩を率いることもあるだろう。たとえ飲み会であってもTPOを考え、スマートで愉快な一献を楽しみたいもの。ときには手に持ったジャケットが着こなしを演出し、プレスの効いたシャツは清潔感を促す。いずれもチョイ派手な色柄が評判を上げるものだ。この夏は、品格のある酔っぱらいを謳歌しよう。

絵と文・ふじたのぶお
[PR]

by foujitas | 2007-08-10 18:50 | 洒落日記  

<< 夏服の上手な手入れ クールビズ再考 >>