夏服の上手な手入れ

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こう暑い日が続くと洒落なんて考えていられなくなるが、洋服は、やはり日々の暮らしに欠かせない生活の道具でもある。汗だくになって一日を終え、シャワーを浴びた後に飲むビールの喉ごしは、気持ちが洗われるような爽快感。気になる腹周りなどは、なぜか一時的に意識から消えてしまうのだねえ。

さて、夏の男を上げるには洋服を美しく保つことが肝要。日頃の小さな気遣いは着る人の佇まいを昇華させ、洋服の寿命を左右するものだ。

まず、洗濯機任せに洗ってしまえる木綿製品は、吊して干すとき、日向より日陰が好ましい。強い紫外線と直射日光は糸の繊維を傷め、染色されたきれいな色を褪せさせてしまう。テレビコマーシャルのように、気持ちよく青空の下へさらすのは必ずしも利口な方法ではない。

全自動洗濯機が賢くなっても洗えない背広などは、ドライクリーニングよりも日常的なブラッシングが大切。質の良い仕立てのスーツは、ハンガーに吊しておくだけでシワは消えてしまう。ただし日陰で風通しが良い場所で、肩幅や厚さを備えたハンガーを用いること。脱いだ背広を直ちにクローゼットへ入れぬよう。

日本には古くから「土用の虫干し」とよぶ慣習がある。暑さにかまけてビールばかり飲んでいる場合ではありませぬぞ。

絵と文・ふじたのぶお
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by foujitas | 2007-08-17 18:51 | 洒落日記  

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