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パーティは平服で

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知己とカノジョが一緒になるというので、仲間や先輩方で祝うためのパーティをプロデュースした。それは昨今流行のレストランウエディングより、もっと親しく過ごせる内容である。

会場は自前のクリスマスハウスを使い、川下のステーキハウスに頼んだ料理を中心に、仲間がこしらえた岩国寿司、川西で話題のカレー鍋などを持ち寄る。装飾や案内もすべて自家製。十数名のスタッフが持ち前のスキルを存分に発揮した、足かけ二日におよぶ連続三十時間のパーティは、まさしく前代未聞の企画だった。

さて、一般的に案内状が届けられると「平服でお越し下さい」と記してある場合が多い。常識として扱われる「平服」は、マナーに関する書物などを調べても、いまひとつ明確な回答が見つからず、はたと困ってしまう事がある。

今回の案内にも左様に記載してお誘いしたが、判断されるゲストに対して気遣い、パーティの趣旨や内容を解りやすく追記しておいた。これによってお客様は、ホストとの関係を量りながら、最も相応しい服装を選んで来られたのだ。それはタキシードからジーンズまで多彩なもので、いずれも正しく、かつ愉快な眺めでもあった。

洋風のライフスタイルが一般化する裏側で「平服」という言葉が鬼門になるとは、皮肉なものだねえ。パーティは楽しんでナンボ。TPOの概念を正しく理解していれば、はっは、造作もない。

絵・文 ふじたのぶお

by foujitas | 2007-12-14 21:34 | 洒落日記  

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